超初心者向け!エレキギターの弦交換の頻度・順番・おすすめアイテムを解説

ギターの弦ってどのくらいの頻度で交換するもの?
弦張替えの手順や張る順番は何か決まりがあるの?
弦交換がスムーズになるアイテムやコツってある?

今回はこの辺りに応えていきます。

ギターを弾く上で弦交換は必ず通る道ですので、ぜひ参考にしてみて下さい。

Contents

ギターの弦交換頻度や張替えタイミングの見極め方は?

一般的にギター弦の交換頻度は2週間前後と言われています。

これに関しては練習やライブなどの頻度、コーティング弦か通常の弦かによって左右されます。

初心者でエリクサーなどのコーティング弦を使用している場合は1ヵ月くらい交換しなくても大丈夫だったりします。

頻度については期間で決めるよりも、目で見た雰囲気や音の雰囲気で判断する方がベターと言えます。

ポイントとしては、
目に見えるレベルで錆や汚れがある(茶色く変色している等)
・生音にハリが無くなってきた

あたりですね。

弦の錆や汚れについては結構分かりやすいですし、張り替えたばかりのシャキっとした音を頭に入れておけば音の劣化も感じられるかと思います。

複合して考えると、前回の張替えから2週間くらい経ったタイミングで弦の錆び具合や生音の感じをチェックして張替えの判断をすると認識しておけば良いでしょう。

あとは、どれか1本でも弦が切れた時はすべて張り替えるようにしましょう

ライブ中に弦が切れるなどの緊急事態でもない限りは古い弦と新しい弦を混在させない事が鉄則です。

私が現役でバンド活動していた時は大体週1~2回のライブがあったので「2回のライブで交換」という認識で張替えをしていました。

弦交換の手順は?コツはある?

張替えの手順についてはギターの種類(主にブリッジの形状)によって異なるのですが、基本的には
1.弦を全て外す
2.指板やフレット、ヘッドやボディなどをキレイにする
3.新しい弦を低音弦から順番に張っていく

こんな感じですね。

文字にすれば超シンプルな手順ですが、実際にやってみるとペグにキレイに巻けなかったり、巻きすぎて弦を切ってしまったりしますよね。

コツとしては
・ペグに通す時に一度ピンと張って、そこから4cmくらい戻して巻き始める(ロックペグの場合は不要)
・巻くときはストリングワインダー(弦巻き)で手早く
・高音弦(3~1弦)は軽く引っ張って伸ばしながら巻く
・フロイドローズの場合は弦を外す際にブリッジの下にクロスを挟み、平行な状態を保つ

このあたりでしょうか。

手順とは違って文字では伝わりづらいかもしれませんが、これを意識するとペグにキレイに巻けますし、弦が切れづらくなります。

今回書いたコツを体現してくれている動画がありましたので、よろしければ参考にしてみて下さい。(特にフロイドローズユーザーにオススメ)

弦交換時に必要なアイテム&便利なアイテム

ストリングワインダー(弦巻き)

画像引用元:ダダリオ公式サイト

私は弦巻き(げんまき)と呼んでいるのですが、正式にはストリングワインダーやペグワインダーというらしいですね。

これがあるだけで弦を外す時も新しい弦に張り替える時もスピード感が格段にアップします

マグナムロックなどのロックペグを搭載しているギターの場合は、巻き数が少なくて済むので必要性が低いですが、通常のペグの場合は絶対にあった方が良いです。

さほど高価なものでもありませんし、初心者向けのセットギターにも付属している事がほとんどですので、ぜひ活用しましょう。

私は25年以上前に初めて買ったセットギターに付いてきたストリングワインダーを未だに使ってます。
一度手に入れておけばなかなか壊れるものではありませんのでオススメです。

ニッパー・ペンチ

巻き終わった後の余分な弦を切ったり、フロイドローズの場合は弦の根元を切ったりするときに使います。

特に高級なものを使う必要はありませんので、セットギターのオマケで付いてくるものや100円ショップで手に入るものでも大丈夫です。

クロス

画像引用元:ダダリオ公式サイト

「クロス」というと何だかカッコいいですが、要はギターを拭く用の布です。

フロイドローズ搭載のギターを使っている場合はブリッジの平行を保つ用とメンテナンス用の2枚、その他の場合はメンテナンス用に1枚あればOKです。

いろいろなサイズのものが売っていますが、大判のものの方が使い勝手は良いです。

ボディや指板の塗装を傷めてしまう可能性がありますので、タオル等ではなく楽器用のクロスを使うようにしましょう。

ちなみに古くなったクロスは革靴を磨くのに再利用出来ます。(経験談)

ポリッシュ・クリーナー類

画像引用元:ダダリオ公式サイト

ギターをキレイにする洗剤的な役割のアイテムですね。

基本的にはポリッシュ1本でボディ・指板の両方の掃除をこなせます。

スプレータイプのものも多いですが、ボディや指板に直接吹きかけず、クロスに出してから拭くように心掛けましょう。

クリーナー類がセットになっている商品もありますので、メンテナンスにこだわりたい方はその辺もチェックしてみて下さい。

レモンオイル・オレンジオイル

画像引用元:ダダリオ公式サイト

指板の乾燥や乾燥による割れを防ぐためのアイテムですね。

主にローズ指板などのサラッとした手触りの指板に使用します。(塗装が施されているメイプル指板には不要)

あまり頻繁に使用する必要は無く、半年~1年に1回くらいで良いです。

個人的に全然使い切らないメンテナンスグッズランキング1位です。

ちなみにレモンオイルよりもオレンジオイルの方が保湿性は高いとされています。

まとめ

というわけで、弦交換の頻度や手順、コツやアイテムなどについて解説してきました。

弦交換に関しては、場数を踏んでナンボなところがありますので、正しい方法を頭に入れて数をこなしていきましょう。

メンテナンスグッズに関しては、よほど拘りがある人や高価なギターを持っている人以外はそこまで高価なものを揃える必要はありません。

ニッパーに関しては100円ショップでも手に入りますし、ポリッシュなどは楽器店でセール対象になっている事が多いです。

初心者セットに含まれているものでも全然使えますので、手元に揃えてみる事をオススメします。