超初心者向け!全てのギターコードが弾けるようになる超簡単な覚え方

ギターを始めて最初の壁は「コード」ではないでしょうか。

CやG、FやAなど、全て違う押さえ方で書かれている教則本や雑誌が多いので、規則性が掴みづらいですよね。

そこで今回は、ギターコードに関する超簡単な考え方や覚え方について解説していきますので、超初心者~初心者の方はぜひ参考にしてみて下さいね。

Contents

ギターは「全ての弦が半音刻み」という事を知る

ギターコードを簡単に覚える上で、大前提として覚えておいてほしいのは「ギターは全ての弦が半音刻み」という事です。

これはとても重要ですので絶対に覚えて下さい。ギターは全ての弦が半音刻みなんです。

上の画像を見ていただければ半音刻みになっているという事が分かるかと思います。

音階は
C
C#(D♭)
D
D#(D♭)
E
F
F#(G♭)

G
G#(A♭)
A
A#(B♭)
B
C

という順番ですので、それぞれの弦を見ると順番通りに並んでいますよね。

コードは「音が等間隔に並んでいる」という事を知る

次に抑えておいてほしい知識として、コードは音が等間隔に並んでいるものという事です。

例えばギターを始めた時に登場するCやG、Fなどのコードは全てメジャーコードという分類のコードで、CメジャーとGメジャーはメインとなる音は違いますが、メインの音を基準とした音の間隔は同じなんです。

すでに楽譜やコード譜を見ている初心者の方なら、AmやBmといったマイナーコード、G7やC7などのセブンスコードといったコードを目にしているかと思いますが、これらもコードの分類ごとに音の間隔は全て同じです。

コードフォームを1つ覚えれば全てのコードが弾ける!

ギターは全ての弦で等間隔に音が刻まれていて
・コードは音の間隔が等間隔で開いている

この2点から導き出される答えは、各コードの分類ごとに1つのコードフォームを覚えれば、全てのコードが弾けるようになるという事です。

教則本やギター雑誌、弾き語り系の本などに書いてあるコード表を見て、数の多さにげんなりしてしまった方も、「それぞれの分類ごとにフォームを覚えれば良い」という予備知識さえあれば、コードを覚える意欲も湧いてくるのではないでしょうか。

例えばC(Cメジャー)のフォームで見てみましょう。

一番左はギター初心者の方に馴染み深いC(Cメジャー)のフォームですよね。

それを丸ごと1フレットずらすとC#メジャー、更に1フレットずらすとDメジャー…という感じで、全ての音階を主音とするコードが弾けてしまうわけです。

いやいや、そんなうまい話ないやろ…」と疑っている方もいるのではないでしょうか。

では次にA(Aメジャー)のフォームで見てみましょう。

一番左はお馴染みのA(Aメジャー)のコードですよね。

それを丸ごと1つずらすとA#(A#メジャー)、更に1つずらすとB(Bメジャー)という感じで、ずらすごとに別の音を主音にしたメジャーコードが弾けるわけです。

ちょっと楽しくなってきませんか?

メジャーコードだけじゃないの?初心者騙すのもいい加減にしろよ(怒)」という声も聞こえてきそうですので、他の分類も挙げておきましょう。

では初心者の方に馴染み深いAm(Aマイナー)のフォームはどうでしょう。

一番左はAm(Aマイナー)、1つずらすとA#m(A#マイナー)…以下省略。という感じでちゃんと規則性を持っていますよね。

ちなみにここまでは5弦に主音(ルート音)を置く5弦ルートと呼ばれるフォームばかりを紹介する形となっていましたので、6弦ルートや4弦ルートのフォームも見てみましょう。

これは6弦ルートのメジャーコードのフォームの1つですね。

こうしてみると、初心者が触れる事の多いE(Eメジャー)とF(メジャー)は同じ分類のフォームだという事も分かります。

よく「Fを抑えられなくて挫折した」的な話を目にしますが、裏を返せばFを抑えられれば全部のメジャーコードが弾けるわけです。

そして、4弦ルートのフォームですね。

これはD(Dメジャー)のフォームですが、5弦ルート・6弦ルートと同様に半音刻みでコードが成立しています。

最後に、初心者の方があまり使わないコードも例に出しておきましょう。

こちらはdim7(ディミニッシュセブン)というコードのフォームですが、こちらもしっかり今までの法則どおりになっていますよね。

メジャーコードやマイナーコードといった初心者の方が触れる機会の多いコードだけでなく、全てのコードに適応する法則だという事が理解いただけたかと思います。

よく使う&使いやすいコードフォーム

6弦ルートF・Fm・F7型

まずはこちらの6弦ルートのバレーコードと呼ばれるフォームですね。

この3つのフォームを覚えていれば弾き語りも出来ます。(左手の横移動が忙しくなりますが)

ちなみにFが抑えられない系の人にアドバイスを書いておくと、人差し指を倒し気味にして指の側面で押さえるイメージで押さえると上手く鳴らせるようになります。

ぜひお試しください。

5弦ルートB・Bm・B7型

次に5弦ルートの型ですね。

6弦ルートのフォームと併せると左手の横移動が少なくなって、弾き語りなども楽になります。

超初心者の方は、とりあえず今回紹介した6弦・5弦ルートのフォーム6つを覚えるようにしましょう

弾ける曲の幅が格段に増えますよ。

まとめ

超初心者~初心者の方に向けてコードフォームの覚え方や考え方について解説してきました。

「このコードはどうだっけ…?」といちいちフォームを調べるより、6弦と5弦の音の配列をある程度把握して、その音にコードフォームを当てはめていく方が絶対に楽ですし、スムーズに弾けるようになるので弾くのが楽しくなります。

また、「コードはフォームで覚えればOK」という認識があれば、ジャズコードなどの難しいコードを覚える意欲も起こりやすいですし、それによってプレイや作曲の幅も広がるというものです。

後々にも繋がる知識ですので、しっかり身に付けて脱初心者を目指しましょう。