これからギターを始める左利きの人には右利き用ギターがオススメ

ギターを始める際、右利きの人は何も迷うことなく右利き用のギターを買いますが、左利きの人は「右利き用・左利き用どっちを買えば良いんだろう…」と悩みますよね。

決して安い買い物ではありませんので失敗はしたくないですし。

そこで今回は、左利きの人でも右利き用ギターで始めた方が良いよ!という事を伝えるべく、そのメリットを紹介していきたいと思います。

私自身が左利きで右用のギターを25年以上弾いていますので説得力は高いかなと思います。

よろしければ最初の1本を購入する前に読んでみて下さい。

Contents

左利きの人が右利き用ギターを選ぶメリットとは?

右利き用ギターの方が圧倒的に種類が多い

まず最初のメリットですが、右利き用ギターの方が圧倒的に種類が豊富です。

そもそも左利き用(レフティ)のギターはオーダー・セミオーダーを除くと数えるほどしかありません。

ちなみにデジマートで検索したところ、
ギター 新品→2万5千件
レフティ 新品→639件

という結果でした。(2021年8月時点)

私がギターを始めた頃(25年以上前)だと入門モデルではフェンダージャパンのストラトかアリアプロのギターくらいしか無かった記憶があります。

現在は幾分か多くはなっていますが、やはり自由に選べるというレベルではありませんので、右利き用のギターの方が選択の自由度の面で圧倒的に有利と言えます。

せっかくなら好きなデザインのギターで始めたいですし、2本目を買う時の選択肢なども考えると右利き用を選ぶのは必然とも言えるでしょう。

右利き用ギターの方が安い

ギターを始める時は予算も気になりますよね。

左利き用のモデルは、同じシリーズの右利き用モデルと比べて割高です。

ものにもよりますが、入門モデルだと1万円くらい違ったりします

理由としては
製作本数が少ないので単価が高くなる
左利き用のパーツが必要になるため製作費が高くなる

と言ったところでしょうか。

ギターを始める時点での1万円は結構大きいので、これは右利き用ギターの方が有利と言って過言はないでしょう。

1万円もあればエフェクターや良いチューナー、メンテナンスグッズ一式なども買えますからね。

ケースやパーツ交換で苦労しない

楽器店のケースコーナーやパーツコーナーはほぼ右利き用のものしか置いてません。

ケースに関してはハードケースが如実で、左利き用のハードケースなんてまず見る機会はないです。

パーツに関しては、ペグやブリッジなどでしょうか。

左利き用のフロイドローズが売られているお店なんて見た事ないですし…。

右利き用ギターで始めればケース選びやパーツ交換で苦労する事はありません。

右利き用で始めれば友人のギターを試し弾き出来る

ギター仲間が増えたりギターが2人のバンドを始めたりすると、ギターの貸し借りやちょっとした試し弾きをさせてもらえる機会も訪れます。

左利き用ギターで始めてしまうと、そういった際のコミュニケーションが取れないですし、友人やメンバーの楽器を貸してもらって弾く事も出来ません。(アコギの場合は松崎しげるごっこの対象になるかもしれませんが…)

また、スタジオなどで貸し出されている楽器も右利き用ばかりですので、「自分のギターはストラトだけど、レスポールもちょっと試してみたいな」と気軽にスタジオで借りる事も出来ません。

さらに楽器店での試奏も、左利きではほとんど出来ません。(左利き用のモデルがほとんど無いため)

右利き用ギターで始めれば、ギタリスト同士のコミュニケーションもスムーズですし、スタジオや試奏でのストレスもありません

私自身もライブの出番までにギターの搬送が間に合わず、その際に他のバンドのギターの方から借りてライブを乗り切った経験があるのですが、左利き用ギターを使用していたら難しかった局面だと思います。

運指の上達が早い

右利きの人が右利き用ギターで始めた場合、利き手ではない左手で運指やコードを抑える必要があり、上達に時間が掛かります。

しかし、左利きの場合は利き手で運指やコードを抑えるため、ハンマリングやプリング、左手だけで行うレガートフレーズなどが身につきやすいと考えられます。(経験談)

その反面、ピッキングの上達速度は遅くなりがちですので、ピッキングのトレーニングは右利きの人以上に頑張らないといけません。(経験談)

左利き用ギターで始めるメリットを考えてみる

では逆に左利き用で始めるメリットはあるのか?と考えてみました。

ステージ映えする

左利き用ギターを使用する上で一番のメリットはこれでしょう。

まずステージ上で左利き用ギターを持っているだけで「只者じゃなさそう」とか「カッコいい」という印象になります。(主にバンドマンからでお客さんはあまり気にしないです)

また、ギターが2人のバンドにおいて、上手側(向かって右)が右利き用、下手側(向かって左)が左利き用だと、ギターのネックが両サイドに伸びている形になり、非常に見栄えが良いです。

周りから覚えられる

左利き用ギターを使っているギタリストはなかなかいませんので、周囲のバンドマンや先輩バンドマンなどから覚えられやすいです。

「あの左利きの人ね!」という感じで話題になれますので、音楽業界でインパクトを与える意味ではメリットと言えるかもしれません。

まとめ

かなり主観が入ってしまいましたが、左利きの人が右利き用ギターで始めるメリット、逆に左利き用ギターで始めるメリットについて解説してきました。

私自身は右利き用ギターでギターを始め、今に至るまで「左利き用で始めていれば良かった」と思った事は皆無ですので、普通に右利き用ギターで始める事をオススメします。

色んなギター選べますし、友達と弾き比べも出来ますし、レンタル機材もすんなり使えますのでホントに便利ですよ。

これからギターを始めようと思っている左利きの方の参考になれば幸いです。