ギターのピックって無数に種類があり過ぎて「どれが良いんだろう?」と悩んでしまいますよね。
特にギターを始めたての時は、
このピックだと上達しやすい
こういうピックは変なクセが付きやすい
これは早弾きに向いている
みたいな情報も目に入りやすいので、情報を得れば得るほど迷ってしまうという方も多いでしょう。
そこで今回は、超初心者の方にオススメのピックの選び方について書いていきます。
よろしければ参考にしてみて下さいね。
超初心者向け!ギターのピックってどれを選べばいいの?
オススメはおにぎり型+ウルテム(ウルテックス)+0.8mm~1.0mm
はい、早速答えが出てしまいました。
本記事でオススメさせていただくのは
形:おにぎり型(トライアングル)
素材:ウルテム(ウルテックス)
厚さ:0.8~1.0mm
コチラになります。
基本的には好きなものを使えば良いと考えている派なのですが、ギターを始めたての超初心者
オススメする理由としては
・擦り減りづらい(というかほぼ擦り減らない)
・滑りづらい(演奏中に落としづらい)
・3方向全部使える
・単音弾き、コード弾き、カッティングともにバランス良くこなせる
・適度にしなる(コード弾きの際にバランス良く弦に当たる)
という感じでしょうか。
ピックの歴史からするとかなり最近の素材ですが、「昔ながらの素材が良い!」という懐古的な考え方の人が多いギター業界で定番の一角を勝ち取った優秀な素材なんです。
厚さに関しては0.8~1.0mmと書きましたが、ウルテムの質感がやや硬めなので、出来れば0.8寄りの厚さがベターです。
写真はクレイトンのものですが、その他にもジムダンロップ、フェルナンデス、シェクター、モントルーあたりから発売されています。
私個人のオススメはクレイトンかジムダンロップで、ジムダンロップの場合はウルテックスという材質のものです。
デメリットを挙げるとすれば、お店によって扱ってない場合がある事ですかね。(クレイトンかジムダンロップのどちらか片方のみ扱っている場合が多いです)
ぜひ試してみて下さい。
選び方のポイントは「擦り減りづらい」「しなる」「どこでも買える」
選んで間違いなしのオススメを挙げたところで、超初心者向けのピック選びのポイントについて解説しておきましょう。
まずは擦り減りづらさについてですが、ピックが擦り減りづらい事によって安定したピッキングを可能とします。
ピックが擦り減ると余計な力が加わってしまったり、フォームが崩れてしまったりと良い事なしですので、擦り減りづらさはかなり重要なポイントです。
ちなみに擦り減りづらい素材は、ウルテム(ウルテックス)・ナイロン・
次にしなりについてですが、ピックが弦に当たって鳴る(弦にピックが負ける)感覚を掴むためにはある程度グニャっとしなるピックがオススメです。
いきなり1mmを超えるEXTRAHARDなどのピックを使用すると、ピッキングのフォームも固くなってしまいがちです。(コード弾きやカッティングの練習をすると如実に分かります)
とはいえ、しなり過ぎも単音フレーズが弾きづらかったりしますので、0.8mmくらいの厚さがオススメですね。
最後にどこでも買えるというポイントについてですが、ギターを弾く上で最も失くしやすいアイテムがピックです。
ポケットに入れたつもりが…
財布に入れといたつもりが…
ギターに差しておいたつもりが…
いつの間にか消えているという不思議現象が起こるため、楽器店ですぐ買える定番的な商品を使用する事で余計なストレスを避けられます。
ド定番で言えばジムダンロップのTORTEX(トーテックス)はこれらすべての要素を満たしていますね。(下記画像参照)
私がギターを始めたころは「デザイン(主に色)が嫌」という理由で毛嫌いしていたピックですので、そこさえクリアできれば最高のピックと言えるかもしれません。
少なくとも中二病心はくすぐらないデザインですよね。
好きなギタリストが使っているものは試すべし
「好きなギタリストと同じものを使いたい!」という時に最もお手軽なのはピックです。
機材や楽器本体となると高いですからね…。
ピックなら100円前後で真似できてしまいますのでコスパが超高いです。
同じものを使っているという事でモチベーションアップにも繋がりますし、「なんでこのピックなんだろう」とプレイスタイルや音楽ルーツを考察するのもギタリストならではの楽しみと言えます。
私も見た目のカッコ良さからポールギルバートモデルのピック(白いやつ)を使ったり、マイケルシェンカーに憧れてヘルコ(ジムダンロップ)のナイロンピックを使ったり、高崎晃に憧れて丸いピックを使ってみたり、ジェフベックに憧れて親指で弾いてみたり…
そんな経験を経て、今はウルテムのトライアングルに落ち着いています。
いろいろな経験がプレイの糧になりますので、好奇心の向くままにピックを試してみて下さい。
ピックの使い分けも全然アリ!
使用するピックを特定の一種類のみに絞る必要は全くありません。
例えば、アコースティックギターを弾くときは柔らかめのトライアングル、単音の多いメタル系などを引くときは硬くて小さめのピック(JAZZⅢなど)という感じで複数のピックを使い分けるのは全然アリです。
ただ、超初心者~初心者くらいの時は1種類に絞った方がピッキングのアタック感を掴みやすいので、出来るだけ変えない方が良いですね。
ある程度模索した中で1番弾きやすいものを選び、しばらく使い続けてみると上達の糸口を掴みやすいかと思います。
ピックはあくまでギターを弾くためのツールの1つですので、ピック選びにとらわれ過ぎないようにしましょう。
まとめ
というわけで超初心者の方に向けたオススメピックや選び方などについて解説してきました。
ウルテムのトライアングルに関しては本当にオススメなので一度は試してみていただきたいですね。
自分に合うピックが見つかるとモチベーションアップに繋がりますし、練習も捗ります。
本記事がそのキッカケ作りにでもなれば幸いです。