ギターの練習をしている時に「小指が思うように動いてくれない」という壁にぶち当たっている人は多いのではないでしょうか。
ソロやフレーズを弾く際、人差し指・中指・薬指の3本だけでもある程度は頑張れますが、小指を使えた方が楽ですしフレーズの幅も広がります。
そこで今回は、超実践的な「小指鍛え術」を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
ギター初心者のための超実践的「小指鍛え術」
シーケンスフレーズで鍛える
まずは小指を酷使するフレーズで鍛える方法ですね。
今回紹介するのは、イン○ヴェイ大先生の曲で使われるような1弦上で繰り広げられるクラシカルなシーケンスフレーズです。
Aマイナースケールを行ったり来たりするだけのシンプルなフレーズですが、薬指と小指、中指と小指を小刻みに動かすため、
タブ譜(手書き)は上記のとおりですが、文字が汚いので一応捕捉説明しておきます。
使うのは1弦のみで
1小節目:5フレット(人差し指)・7フレット(薬指)・8フレット(小指)
2・4小節目:7フレット(人差し指)・8フレット(中指)・10フレット(小指)
3小節目:8フレット(人差し指)・10フレット(中指)・12フレット(小指)
という指の配置です。
ポジション移動は下記の画像のとおりで、
「●」→1小節目
「〇」→2・4小節目
「◎」→3小節目
を表しています。
最初は遅いテンポ(100前後)からで良いので、リズムに乗せてキレイに弾けるように頑張りましょう。
この手のシーケンスフレーズはリフ作りやソロ作りにも応用できますので、しっかり弾けるようにしておいた方が後々役立ちます。
コードチェンジで鍛える
次にコードチェンジで鍛える方法ですね。
これは小指を鍛えるだけでなく、他の指も含めたコードチェンジ全体の練習にもなります。
やる事は至ってシンプルです。
この2つのコードを1拍ごとにコードチェンジするだけです。
弾き語りなどを練習していると、1小節ないし2拍でコードチェンジする事はよくありますが、1拍ごとにコードチェンジをする事ってそこまで多くないですよね。
この練習をすることで、コードチェンジでモタつく事も解消され、実践的な小指の動きも身に付くわけです。
「こんなん難しいわけないやろw」と思う方もいるかもしれませんが、実際やってみると結構難しいので、とりあえずテンポ100くらいを目標にしてみて下さい。
人差し指を使わないスケール練習で鍛える
最後は「人差し指を使わない」スケール練習ですね。
これは何かと言いますと、人差し指をネックの裏に隠し、中指・薬指・小指だけでスケールの上昇or下降の練習をするという方法です。
握り方はこんな感じですね。(手元にギターが無かったのでペットボトルで代用しています・笑)
この状態でAマイナースケールの上昇・下降を練習しましょう。
ポジション図は上記のとおりで、テンポに合わせて8分音符で上昇・下降をします。
タブ譜だとこんな感じですね。
小指を鍛えるだけでなく、中指と薬指、薬指と小指を開くためのストレッチにもなりますのでオススメです。
まとめ:「ギターを弾くため」の小指トレーニングを意識しましょう
というわけで小指鍛え術として3つの方法を紹介してきました。
大切なのは「ギターを弾くために小指を鍛えている」という意識を持つ事です。
ギターが手元に無い時に小指や薬指で重いものを持ち上げたりするのも一つのトレーニング手段ですが、やはりギターを弾くために必要な動きを小指に覚えさせる(頭で認識する)ことが大切です。
小指を鍛えるのは、小指ウェイトリフティング大会で優勝するために鍛えるわけではありません。
頭の中で描いている演奏をスムーズに実現するために小指を鍛えるわけです。
その点、今回挙げた3つに関しては、色々な曲を弾いたりフレーズを弾いたりする時に役立つ実践的な方法ですので、1日に10分程度で良いので取り入れていただけたらと思います。
ギターが手元に無い時のトレーニング法についても記事を書いていますので、よろしければ参考にしてみて下さい。